256: 名無しさん@HOME 2012/07/12(木) 12:04:29.46 0
年に数回は「修羅場」を経験している中でも
肝が冷えたのをひとつ。

私はデビューしてから
10年近くになる底辺作家ですが、
よく締め切りを破ります。
といっても、デッドラインを破ったことはまだありません。

2、3年この仕事をすると、
編集の言ってくる締め切りには余裕があることに気づきます。

もうダメ、落とす!という締め切りは、
だいたいその2週間~1か月くらい先にあるものなのです。

で、だんだんずるくなって
「あと3日」「1週間だけ延ばして」をやってしまうのですが……。

あるとき例によって
ぐずぐず逃げ口上を述べていると
担当の編集者が、
「実のところ、どこまでできてるんですか?」
少々キツめに追及してきました。

その時点で全7章のうち5章までしか
できていなかったのですが、サバをよんで、
「6章まではできてます。
7章でちょっともたついてて~」

すると編集は、
「じゃあ6章まででいいです。
できてるとこだけでもすぐ見せてください」

これまで、途中で見せろと言われたことがなかったので、頭が真っ白になりました。

「ええと、ちょっと見直したいので……明日の朝、送信していいですか」
何とか言い抜けて時計を見ると、午後9時でした。

257: 名無しさん@HOME 2012/07/12(木) 12:06:41.70 0
続き。

兼業で朝8時には出勤しないといけないので、正味10時間の勝負。

原稿用紙換算で約50枚を
10時間で、そんなの無理!

頭の芯にキーンと冷えた
真空でも生じたようで、
胃は下に引っ張られる感じだし、もういっそどこかに逃げちゃおうかと。

しかし、人間必死になると
不可能が可能になるものですね。
朝7時半に曲がりなりにも完成し、
読み直しもそこそこにファイル添付で送信。

電車通勤では遅刻必至で、
勤務先にはタクシーで滑り込みました。

むろんこれで終わったわけではなく
ヘロヘロで帰宅すると、
「6章まで、確かにいただきました。
3日後までに7章をお願いしますね」
というメールが待っていました。
ちなみに、やっつけ仕事の6章は、
冗長な描写の悪癖も出てなくて、むしろできが良かったのは皮肉です。

これに懲りて、今度からは
余裕をもって原稿を仕上げようと、
そのときは心に誓ったのですが……。
こんな書き込みをしている今も、
月末締め切りの200枚のうち70枚しか書けてません。

258: 名無しさん@HOME 2012/07/12(木) 12:16:39.01 0
月200枚の原稿書いていて、兼業なの?
ちょっと無理があるんじゃないの

259: 名無しさん@HOME 2012/07/12(木) 12:29:31.84 0
ラノベじゃないの?
新人は3ヶ月に1冊は本を出せないと干されるそうだ

260: 名無しさん@HOME 2012/07/12(木) 12:30:58.15 0
毎月200枚書いている、とは書いてないような。
今月末に締め切りがあって、残り200枚ってことでしょ?

261: 名無しさん@HOME 2012/07/12(木) 12:35:14.24 0
>>257
先生、こんな所で油売ってないで早く原稿書いてくださいよぅ

263: 名無しさん@HOME 2012/07/12(木) 12:37:22.38 0
>>261
ノリスケさんも大変ね

262: 名無しさん@HOME 2012/07/12(木) 12:36:27.57 0
>>260
自己レス。残りは130枚でしたね。

264: 名無しさん@HOME 2012/07/12(木) 12:45:25.34 0
>>257の最後の4行がわかりすぎて困るwww
自分は自営で、オーダー品を作って販売してるんだけど
毎回余裕を持ってと思っているのに、いつもぎりぎりになってしまうorz

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