そんなある日。
順風満帆だった俺に連絡が入る。バイト子からだ。

「俺男～マジでヤバい！！
パねえことになってんだって！
超ピンチだから、今すぐあーしのうち来て～」とのこと。

メールだから様子は分からない。
だが、バイト子が俺に
助けを求めてくるなんてまずない。ありえない。
俺はバイト子の身に危険を感じ、
すぐさまバイト子の家に向かった。

ちなみにバイト子はボロアパートに一人暮らし。
とうとう親御さんに追い出されたらしい。
すると何やら騒がしい。怒声や罵声、悲鳴？
が聞こえてくる。壁が薄いから丸聞こえ。
俺はバイト子宅のドアを叩く。鍵はかかってない、開けると…

俺「バイト子！！」
今時ガングロギャルに脱色した髪。
派手な身なりをしたバイト子が
頭を押さえてうずくまっている。
そこからしたたる血。
前方にはフライパンを持ったガタイの良い男が
肩を怒らせて立ちすくんでいた。

その陰で明らかに怯えている
様子のギャル男が一人。
押し入れに隠れて震えていた。
なんつーか…正に地獄絵図？

俺「てめーら何やってんだよ！」
ガタイの良い男（以下ガ）
「誰だよお前！またバイト子の新しい男かぁ！？」
俺「ただの幼馴染だよ！お前女殴るってどういう了見だよ！警察呼ぶぞ警察！」
ガ「うるせえぞ！てめえも殴られてえか！」

言葉遣い悪くて済まん。
ガタイの良い男は別にヤクザ風でも
ＤＱＮ風でもない本当普通の男。
ただのどこにでもいるようなガタイの良い男だった。
でも薬を使ったみたいないっちゃってる目をしていた。

瞳孔が開いていて、ギラギラしている。怖い…。
ガタイの良い男がフライパンを振りかざしてくる。
ああ、もう駄目だと俺は思った。
自慢じゃないけど喧嘩したことないし
腕っ節にはめっぽう弱い。俗にいうヘタレ。
その時、けたたましいサイレンが鳴り響いた。
隣人があまりの騒がしさに異変を感じて通報してくれたのだ。

何たるビッチ……私怨

それからバイト子が病院に運ばれたり
盆と正月が一緒に来たような忙しさ。
ガタイの良い男は警察に預けて、バイト子に事情聴取。

簡単に説明するとこう。
ガタイの良い男との出会いはバイト先。
バイト子はこんな汚ギャルだが、
素顔はアイドル並みの可愛さ。

ガタイの良い男はすぐに惚れて、ストーカー行為。
いつの間にか脳内では付き合っていることに。
いつもの様にバイト子宅前で帰宅した後
変質者が来ない様見守っていると
さっき空気だったバイト子の彼氏、間男が入っていった。
俺のバイト子に何しやがるつもりだ！と乗り込んで来たのだそう。

怖い。
バイト子もこんな目にあったのは初めてらしく、
あんな喋り方のものの尋常じゃないくらい怯えていた。
親御さんもいくらギャルとはいえ愛娘。フリーターとはいえ愛娘。

一人暮らしを始めた途端にこれだなんて心配だ、
ギャルを辞め、すぐさま職を探すのを条件に実家に戻らせた。
バイト子の父親は
と涙ながらに訴えた。
それにはバイト子も号泣。
黒髪に染めなおし、
ごついメイクもやめ（メイクで肌って黒くできるんですね）
真面目に職を探すようになった。良かった…

これで終わりなら、
俺はバイト子の修羅場に巻き込まれた
家族愛のちょっといい話なのだが…この話には残念ながら続きがある。

それもネタか！？
とつっこみたくなるようだが聞いてくれ。
事実は小説より奇なりとはよく言ったものだ。

つ④

そして季節が移り変わり、バイト子も職にようやく就けたころ、
俺はいきなり友男に真剣な面持ちで呼び出された。
お互い交際も順調で何不自由なく青春してたわけだが…。

友「おい俺男、ちょっといいか？」
俺「何だよ急にーそんなマジな顔して」
友「ここじゃやりづらいんだよ…駅前のマックで話できる？」
俺「いいけど･･･」

そして場所は駅前のマック。
普段いつも皆の中心にいる友男がやけに静かで、俺はその沈黙を遮るように
注文や、他愛無い話を続けた。

俺「それでさ、そんときあいつなんて言ったと思う？それがさぁ～」
友「なあ、俺男」
俺「…はい」
友「俺、お前に今から見せたいもの、二つあんだ」
俺「…？」
友「これと、これ」

友男は携帯を取り出して、二つの写真を俺に見せた。

一つ目は、彼女が、見覚えのある男とホテルに入ろうとしている写真
二つ目は、バイト子と俺が並んで歩いてる写真

バイト子との写真は誤解をとけるだろうけど、彼女は…　④

俺「えっ何これ…彼女、浮気してたんだ！？…うわあショックだ…」
友「何ショック受けてんだよ！
お前も浮気してたじゃねえか！よりによってバイト子ちゃんと…」
俺「違う違う、これは幼馴染！つか何でお前バイト子の名前知ってんの？」
友「あっー…」

本当にこれは浮気じゃない。断じて。
俺家族とバイト子家族とで
ごはん食べに行った時の帰り道だ。
周りの人ごみに同化してるけど
俺達の横にちゃんと母親、父親いるじゃねーか。

友「あっそうだったんだ…いや、ごめん、早とちりだわ、本当にごめん」
俺「いいよ、俺は。それより彼女が浮気してんの教えてくれてありがと」
友「あのさ、そのバイト子ちゃんの話なんだけどさー…」
俺「えっああうん、それが何？知り合いなの？」

友「俺、バイト子ちゃんのことさ、好きなんだよね」


パードゥン？

ここからようやく間男登場か
紫煙

パードゥンわろた支援ｗ

続き気になる
まだー？(´･ω･｀)

＞友「あっー…」

に吹いたのは私だけかｗ

彼女の浮気写真見せて
バイト子と別れさせて（付き合ってないけど）
バイトこと自分は付き合う

てかんがえてたんじゃね

最初に彼女にバイト子との浮気写真見せて、
彼女をやけくそにさせたのかもしれんな

まだかよ～

面白かったのに残念だな

ネタでもいい、続きを読ませてくれええええ